【開催報告】知財業界のリアルとは?若手が語るキャリアと仕事の選び方(2026年1月セミナー)

こんにちは!「GRIP」運営事務局です。

2026年1月、知財業界でのキャリアを考える学生や若手社会人に向けたオンラインセミナー「知財ってどんな仕事?現場で働く若手が語るリアル*を開催しました。

「知財に興味はあるけれど、具体的に何をするの?」「大企業と特許事務所、自分にはどっちが合う?」といった疑問に対し、最前線で働く先輩たちが本音で語った90分。その熱いハイライトをレポートします!

目次

知財の仕事ってそもそも何?「3大業務」を解説

まずは弊社代表の上村より、知財業界の基礎知識を解説しました。知財担当者が多くの時間を割いている「3大業務」がこちらです。

  1. 明細書作成: 研究者の発明を「権利」として守るための法律文書(特許明細書)を作成する。
  2. 中間処理: 特許庁の審査結果に対応し、粘り強く交渉して権利化を目指す。
  3. 発明発掘: 技術者からアイデアをヒアリングし、特許化の可能性を一緒に考える。

知財職の魅力は?

「技術」と「法律」の両方に触れられる知的好奇心の高さはもちろん、リモートワークやフレックス制度が浸透しており、ワークライフバランスが取りやすいのもこの業界の隠れたメリットです。

働く場所でどう変わる?「大企業・ベンチャー・事務所」比較

続いて、多様なキャリアを持つ2名のゲストに、働く「場所」による違いを語っていただきました。

大企業 vs スタートアップ(佐々木さん:株式会社アンドパッド)

大手電機メーカーからスタートアップへ転身された佐々木さんからは、組織規模による違いを解説。

  • 大企業: 教育体制やリソースが潤沢。ジョブローテーションを通じて、時間をかけて着実にスキルを習得できる。
  • スタートアップ: 圧倒的なスピード感。入社早期から一気通貫で業務を任され、自分の仕事が「会社の価値(時価総額)」に直結する手応えを感じられる。

企業知財部 vs 特許事務所(藤原さん:フジップ弁理士事務所)

メーカー知財と事務所の両方を経験し、若手コミュニティ「知財若手の会(ちざわ)」も運営する藤原さん。その役割の違いを例えると…

  • 特許事務所 = 「言葉のプロ・職人」
    一つの単語選びで損害賠償額が変わる世界。法的な深さを追求し、個人の専門スキルで勝負したい人向け。
  • 企業知財部 = 「総合格闘技・プロデューサー」
    技術・製造・営業とタッグを組み、ビジネスを成功させるために知財をどう活用するかを俯瞰して考える。

若手トークセッション:私たちが知財を選んだ理由

後半は、若手社員の籾山さんと江原さんを交えた本音トークです。「なぜ知財だったのか?」その答えに共通していたのは、将来へのポジティブな視点でした。

  • 「マイナスをゼロ」から「未来を創る」仕事へ
    法務出身の樅山さんは、リスクチェック(守り)よりも、事業部と「次はどうするか」を考える知財の未来志向な点に惹かれたといいます。
  • 「手に職」がつく圧倒的な安心感
    知財業界は専門性が高く、人材の流動性も高め。「もし会社に何かあっても他でやっていける」という確固たるスキルが身につくことが、若手にとっての大きな支えになっています。

就職・転職先を見極めるヒント:IPランドスケープ

セミナーの最後には、求職者の皆さんへユニークなアドバイスがありました。それは、「IPランドスケープ(特許情報の分析)」を企業研究に使うこと。

企業の特許出願状況を調べることで、以下のような「現場のリアル」が透けて見えます。

  • その会社が今、本当に注力している技術領域はどこか?
  • どの特許事務所と深い繋がりがあるのか?

まとめ

知財業界は、専門性が高く、理系・文系問わず活躍できる「売り手市場」な業界です。「技術とビジネスの架け橋になりたい」という方は、ぜひこの世界に飛び込んでみてください!

▼ アーカイブ動画や資料について

本セミナーのフル動画は、以下のリンクよりご覧いただけます。

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