はじめに:知財実務と生成AIの現在地
生成AI技術の急速な進展は、特許明細書の作成補助や先行技術調査、侵害判定の予備分析など、知財実務のプロセスに大きな変化をもたらしています。例えば、実務現場においてはAIをいかに精度高く運用し、どのように既存のワークフローへ組み込むかという、実装のフェーズへと移行しつつあります。
こうした背景を踏まえ、2026年6月18日(木)・19日(金)の2日間にわたり、国内最大級の知財オンラインイベント「すごい知財EXPO 2026」を開催いたします。
本稿では、イベント本編の主要コンテンツおよび、早期申込特典として実施される事前セミナーの詳細についてご紹介します。
「すごい知財EXPO 2026」の開催概要
本イベントは、企業知財部、特許事務所、経営層、法務担当者、および知財サービス提供企業等、知財に関心を持つ方が一堂に介するオンラインイベントです。今回のテーマには「生成AI×知財実務」が掲げられており、生成AIの実務への具体的な実装方法や戦略的活用に主眼が置かれています。
■ 主な検討テーマとセッション内容
本イベントの登壇者とセッションの要旨について、抜粋してご紹介いたします。
登壇者:阿久津 好二 氏(知的財産部 部長)
大手企業を中心に加速する生成AI導入の現状を受け、発明者から審査官に至るまでの実務がAIに置き換わる中での、今後の知財業界の変革シナリオと関係者の役割について検討します。
登壇者:坂元 孝至 氏(知財戦略部長 エグゼクティブフェロー)
AIを作業の代替手段として見極める一方、知財の核心はどこにあるのかを問い直します。同社の改革事例を振り返りつつ、生成AI時代に戦略を起点として未来を切り拓くために必要な「人材の条件」を提示します。
登壇者:添田 雅人 氏(グローバル知的財産統括本部 弁護士)
AI活用によって明細書・契約書作成等の実務が高度化する中、企業知財部と特許事務所がそれぞれ提供すべき「真のバリュー」をどこに置くべきか、実務家同士の新たな連携の在り方を議論します。
登壇者:安部 剛夫 氏(知的財産部長)
同社が進める生成AI活用の具体的なユースケースを紹介。あわせて、「AIを利用しない層」への向き合い方や、外部機関との関係性の変化など、導入現場が直面する実務的な課題への対応策を共有します。
登壇者:加島 広基 氏 / 上池 睦 氏
生成AIが実務遂行レベルに達した現状を踏まえ、今後の知財実務がどう変革されるのかを探ります。最新のAI動向に基づいた実践的な活用可能性について、専門的な視点から深掘りします。
登壇者:湯浅 竜 氏(代表取締役社長)
最新のAIエージェントの進化により、従来のソフトウェアの前提が変わりつつある現状(SaaS is Dead)を解説。AIと人が協働して安定した成果物を出すためのプロセス(appia-engine等)について解説します。
その他、スポンサー各社によるピッチイベントや出展ブースを案内するツアーなど、オンラインならではの双方向性を活かしたプログラムが展開されます。
早期申込特典:4月22日開催「事前セミナー」の詳細
本イベントへの早期申込者を対象に、4月22日(水)にオンライン形式の事前セミナーが実施されます。
本編の開催に先駆け、プログラム(抜粋)の一部をご紹介いたします。
事前セミナー タイムスケジュール
13:35~14:00:生成AIが変える知財業務の現場 (株式会社レゾナック 小澤 ゆい氏ほか)
…社内AIツールの活用事例および導入における実務上の課題と挑戦について
14:35~15:00:生成AIを用いた知財初心者による特許出願の実例 (株式会社Revot 鋤先星汰氏)
…ChatGPT等のLLMを用いた出願実務において、コスト抑制と精度の両立が可能かを検証した実例紹介について
15:35~16:00:ポスト知財戦略 — AIは戦略を描けるか? (知財ラボラトリー 小嶋輝人氏)
…AIを用いた戦略策定における限界と、精度の高い提案を導き出すためのプロンプト技術や手法について
16:35~17:00:AI関連発明の現在地 — 出願動向・国際比較から見える構造変化 (特許庁 審査第四部 審査調査室 吉倉大智氏)
…最新の特許出願動向に基づいた、AI関連発明の構造的な特徴と国際的な位置付けについて
事務局からの案内事項と申込方法
本イベント(本編および事前セミナー)への参加は無料です。オンライン開催のため、場所を問わず入退出自由で視聴が可能です。
※事前セミナー視聴に関する注意点
事前セミナーの参加申し込みについて、視聴用URLの配布の都合上、視聴を希望される方は前日(4/21まで)のご登録が必須です。
「すごい知財EXPO 2026」参加申込フォーム
公式ホームページ
最新情報の確認(公式SNS)
追加の登壇者情報や最新のタイムスケジュール、関連する知財ニュースについては、以下の公式SNSにて随時アップデートされています。
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実務において生成AIの活用が標準化しつつある現在、本イベントは情報収集および自社の知財戦略を再考するための重要な機会となるでしょう。

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