「知財に関わる仕事」と聞いて、皆さんはどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。出願権利化業務を代理する弁理士、出願手続を支える特許事務などを想像される方が多いかもしれません。
しかし、知財に関わる仕事はそれだけではありません。今回は、少し違った角度から知財を支える、弁理士法人前田特許事務所の「知財支援室」をご紹介します。
知財支援室って、どんな部署?
当所では、初めてのお客さまでも気軽に相談できる窓口として「知財支援室」を設けています。新たなお客さまとの接点をつくるとともに、既存のお客さまの声に耳を傾け、潜在的なニーズや課題を把握し、当所のサービスにつなげることで、お客さまとの信頼関係を深めることを目的とした部署です。
現在のメンバーは、ご用聞き係2名と事務チーム4名の計6名。弁理士や特許事務とは異なる立場から、知財に関わるさまざまな活動を行っています。
ご用聞き係は、お客さまと事務所の架け橋
特許事務所というと、「専門的で敷居が高い」「ちょっとしたことは相談しにくい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そんなイメージを払拭し、お客さまと当所スタッフとの間に立って、気軽に相談できる関係をつくるのが、ご用聞き係の役割です。
ご用聞き係は、まずお客さまの話に耳を傾け、何に困っているのか、何を求めているのかを理解することから始めます。そして、必要に応じて弁理士などの当所スタッフにつなぎ、課題解決に向けたお手伝いをします。また、お客さまのニーズに合った当所のサービスをご紹介することも、大切な仕事の一つです。
この仕事で難しいのは、お客さまと当所スタッフ、双方の立場を理解しながら、バランスの取れた位置に立つことです。お客さまの立場に立ってニーズや課題を把握するとともに、当所スタッフとの連携を通じて、より良い解決策を考えることが求められます。
知財に触れるきっかけをつくる事務チーム
事務チームは、セミナーやイベントの企画・運営、メールマガジン「前マガ」の配信などを担当しています。
知財に携わる方々が学び、交流を深める場をつくるとともに、知財に関する情報を発信するなど、さまざまな形でお客さまの知財活動を支えています。
セミナーやイベントでは、テーマの検討から開催準備、当日の運営まで、多岐にわたる業務が発生します。参加者に「来てよかった」「また参加したい」と思っていただける場を目指し、工夫を重ねています。
出願の書類作成や権利化の手続きとは異なりますが、知財に関心を持つきっかけをつくり、人と人とのつながりを広げることも、知財に関わる大切な仕事の一つです。
こうした活動を通じて、お客さまに有益な情報や交流の機会を提供するとともに、お客さまとの接点を増やし、当所への理解や信頼を深めていただくことを目指しています。
新入所員の声 ~ 知財支援室で働いて感じたこと ~
2026年に知財支援室 事務チームに配属された新入所員に、仕事を通じて感じたことや、やりがいを聞いてみました。
「大学で知財を学んでいた頃は、特許事務所の仕事といえば、出願や権利化に関わる業務をイメージしていました。しかし、実際に働いてみると、知財に関わる仕事にはさまざまな形があることを知り、その幅広さに驚きました。
現在は、セミナーやイベントの企画・運営、メールマガジンの配信などを担当しています。セミナーに参加されたお客さまから「実務に役立つ内容だった」との感想をいただくと、自分たちの仕事がお客さまの学びにつながっていることを実感し、やりがいを感じます。」
生成AI時代に、私たちができること
近年、生成AIの進歩によって、知りたい情報を手軽に得られるようになりました。今後、ご用聞き係が対応している相談の中にも、AIが迅速かつ的確に回答できるものが増えていくかもしれません。
そのような時代に、ご用聞き係に求められるのは何でしょうか。私たちは、単に質問に答えるだけでなく、相手の話にじっくり耳を傾け、言葉の奥にある悩みや思いをくみ取ること、そして、困ったときに「あの人に相談してみよう」と思い出していただける関係を築くことが大切だと感じています。
また、セミナーやイベントについても、情報を手軽に得られる時代だからこそ、その内容や価値がますます重要になります。数多くの案件に携わってきた特許事務所ならではの経験を生かし、実務に即した、より実践的で役立つセミナーやイベントを企画・開催していきたいと思っています。
最後に ~ 「前コミュ」でお会いしませんか? ~
ここまでご紹介した知財支援室の活動を、実際に感じていただける機会の一つが、知財ネットワーク交流会「前コミュ」です。
「前コミュ」は、「会社の枠を超えて、知財について自由に語り合える場がほしい」という、多くのお客さまの声から生まれた交流会です。
11月20日(金)に開催する「第10回前コミュ」では、株式会社PILLAR 事業企画部長 杉田克紀氏をお招きし、「他社は、次の一手を打っている。 ~ 他社分析から始めるPILLAR流・知財改革 ~」と題した特別講演を行っていただきます。知財活動を見直すに至った背景や、実際の取り組み、試行錯誤などをお話しいただく予定です。講演後には交流会も開催します。
開催概要やお申し込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
ぜひご参加いただき、知財に携わる方々との交流を通じて、新たな気づきやつながりを得ていただければ幸いです。
また、イベントを通じて、私たち知財支援室がどのような仕事をしているのかも感じていただけたら嬉しいです。

弁理士法人 前田特許事務所 | お客さまのニーズに応える知財の専門家
私たちは、1977年の設立以来、一人ひとりの地道な努力の積み重ねで、お客さまの信頼を得て、弁理士30名を超える事務所に成長しました。
2012年、業務継続性の観点から法人化し、2022年、弁理士法改正に伴い「弁理士法人前田特許事務所」となりました。
私たちは、技術やサービスで未来を切り拓くお客さまに対し、必要とされるときにさっと手を差し伸べられるよう凡事徹底するとともに、お客さまの心にじわりと響く新しいサービスを提供していきます。




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