生成AIなしで書く生成AIの世界

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はじめに

生成AIが世に出てもう5年以上が経過している現在、業務改善のために業務にすでに取り入れている人も多くなっている。人間の業務のかなりの部分生成AIに代替されることがわかってきた。

以下のニュースによるとZ世代は「話相手」に生成AIを使っているそうだ。

サイバーエージェント次世代生活研究所、「Z世代の生成AI利用実態調査」を発表!サイバーエージェントの新たな取り組みやサービス情報など、当社のニュースリリースを掲載しています。www.cyberagent.co.jp

また、特許出願、発明も生成AIで増加したとまで言われている。

まさにAIディストピア?ユートピア?自分でも考えつかない「タスク」に生成AIが使われている。

業務越境を加速する生成AI

生成AIは業務を水平にも垂直にも展開させる力をもつ。だからこそ、世の中にブレイクスルーを産んでいる。

水平に関しては、今まで出てきたDXツールが貢献してきた。業務を効率化し、こなせる業務を増やすることができた。さらにDeep researchによる広範囲な調査により、世に公開されているある程度のインサイトは得ることができ、他のドメインの様子を簡単に把握できるようになった。

生成AIによって垂直方向にも業務を広げることができる。例えばバイブコーディングである。Claude codeやCodexなどの登場により、現在は非エンジニアでもエンジニアなり得る力を得ることができる。

このような背景から、T字型人材からΠ型人材も求められるかもしれない世の中になってきた。

T字型からπ字型へ:AI時代は「複数の専門性」を持つ人材が勝つはじめに  あなたのスキルセットは、10年前と何が変わりましたか? 昭和や平成の時代、ビジネスパーソンの価値を決growing-ip.com

また、生成AIの業務代替を大きな割合でこなすとされる論文もでてきたり、生成AIが人間より有能である説まででてきたり、人間が存在する業務領域の議論は白熱・混沌としたところまで来ている実感がある。

専門家の生きる道:意義を見出すことと最先端に身を置くこと

人間に残された仕事は「意義づけ」と「意思決定」とあるAI企業の社長がおっしゃっていた。これは的を得た内容だと私は思う。

「意思決定」に関しては、生成AIにはフィジカルがないし、ビジネスを動かすのは今現在までは人間であるためこれは納得がいく。生成AIには意志もない。

また「意義づけ」は、意味を持たせること、ストーリー性を持たせること、これも人間にしかできないだろう。なぜならば、「意思決定」をする人間には感情があるからだ。好き・嫌い、損得などなどである。

生成AIとお話するなんて考えつかなかった。

これは、Z世代の環境(心境)がそうさせている。

以下の記事はZ世代以降の調査内容であるが、やはり将来に対する不安・人間関係に不安を抱える人が多いようだ。

シリーズZ世代考(2)「なぜZ世代は将来不安を抱いているのか」 ~希望あるライフデザインに向けた経済的・教育的方策とは~ | 西野 偉彦 | 第一生命経済研究所仕事・働き方、教育・学習、幸せ・well-being・QOLについて、わかりやすく解説した調査・研究レポートです。第一生命www.dlri.co.jp

そういった意味でも「誰でもない」生成AIと話すことは必然だったかもしれない。

これも人間という存在に感情があり、意義を見出している結果だと思う。(私は曲がりなりにもコンサルタントをしている。そのため、専門家として、この意義づけができるかをとても気にしている。)

しかしながら、この意義づけは「権威性」が必要となる場合がある。

それは「専門家として」仕事をする場合である。

生成AIの利用を進んだ結果、「この人が言ったから」、こうしないといけない、こういう意思決定をしようというようなこととなる。と私は予想する。

最近専門家の在り方が変わっている。専門性を上げるだけでなく、マーケティングにも力を入れる人が増えている。

SNSやブログによる情報発信。加えて、セミナーなどによる知識共有。Youtubeによる身近さの強調。

他にも多く、自分の専門性と人間性を知らしめるアクションが増えている。

弁護士、弁理士でさえ、Youtubeで発信している時代である。

だからこそ、最先端に身を置き、プロモーションしていくことが増えている。もちろん情報が氾濫しているため、顧客にすぐ繋がるそういった役目もある。生成AI時代、「誰が言ったか」が大事になる。

意義を見出すのも限られた人間に依存するかもしれない。そんな未来がある。

「選ばれた人のみが発言する世界」である。

みなさんは将来をどう予想するだろうか?

自分の将来はどうなっているだろうか?案外一次産業、例えば、喫茶店をやっていたほうがいいかもしれない。

上村 侑太郎

株式会社LeXi/Vent 代表取締役

化学メーカーでマテリアルズ・インフォマティクスなど機械学習の研究開発に従事後、知的財産部で特許情報分析(IPランドスケープ)を従事。その後現職では、IPランドスケープ専任で知的財産戦略、テクノロジーインテリジェンス、知財人材教育に関する業務を行なっている。同時に副業で個人事業「LeXi/Vent」を設立し、士業・コンサルタントのブランディング支援を行いながら、「知財若手の会」コミュニティを運営。

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